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 7月19日(金)に、誠和中1年生が自然観察会を行いました。今津湾の干潟は日本でも数少ないカブトガニの生息地で、貴重な自然を守るために毎年恒例行事として自然観察を行っています。

 猛暑のなか、今津湾の干潟で、カブトガニ観察をしました。事前にカブトガニの幼生の観察をしたり、副校長先生からの説明を受けたりして、準備万端で臨んだのですが、干潟のぬかるみ具合は想像をはるかに超えており、ほとんどの生徒が足をとられ、立ち往生。助けに行った生徒も動けなくなってしまうなど、観察は難航しました。そんな中で、ぬかるみを気にしない生徒が幼生を次々に発見し、全部で8匹の幼生を捕獲しました。一番大きかったもので手のひらくらいの大きさで、ここまで成長するのに約8年かかるということでした。

 年々、カブトガニの生息する地域は、埋め立てや水の汚染などで住みにくい状況になりつつあるということですが、太古から命をつないできたこういう生物の生息地をみんなで守っていくためにも、この観察会はぜひ、継続させていきたいと思っています。