東日本大震災から10年が経過しました。本日、震災について学ぶ社会人講話を行いました。本校では修学旅行で毎年、東北地方を訪問し、復興支援のためのボランティア活動を行う取り組みを続けてまいりました。しかし、新型コロナウイルス感染症の影響により2年連続で修学旅行も中止となり、本校生徒が日本にとって未曾有の災害となった東日本大震災について考える機会が少なくなってきている現状があります。そこで、今回、修学旅行の際にお世話になっている「南三陸ホテル観洋」(宮城県本吉郡南三陸町)の伊藤俊様にオンラインで講話をお願いし、生徒たちが災害や防災について考える機会としました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本日は、大変貴重なお話をお伺いすることができました。命の重さ、出会い、人が生きる強さ、諦めない気持ち、自らが考えて行動を起こすことの大切さ等々、我々の心に響く数々のお話は生徒たちにとって、かけがえのない貴重な学びとなりました。南三陸ホテル観洋の伊藤様、本日はお忙しい中、本校生徒のためにありがとうございました。心より御礼申し上げます。

 

※「南三陸ホテル観洋」について・・・甚大な被害があった南三陸町において、震災翌日から水や電気がない状態でも、命を救うために被災者の受け入れを行った。自らの家族の安否も分からない状況であったが、被災者のために受け入れを続け、多くの被災者を救ったホテルである。その後、自らが被災者となったホテルスタッフが『語り部』となって当時の様子を伝える語り部活動を2011年4月よりスタート。2012年2月より『震災を風化させないための語り部バス』を365日運行するなど、防災、減災へのたゆまぬ取り組みが高く評価されている。

 

 

※過去の修学旅行東北コースの様子。来年度は是非、実際に訪問させていただきたいと思います。